どうも、輝花です。今週の子津っちゅーは素敵だった・・・!うん。ありがとう、子津っちゅー。これで私、また1週間がんばれそうだよ。さて、早速考察に入りたいのですが、まず拍手のお返事から。

>ミスフル考察素敵です!次回も楽しみにしています

ありがとうございます!マリーバさん以外にも、ちゃんと見てくださっている方がいるのですね・・・!よし、気合い入ってきた!

では、キャラ考察その2〜犬飼&辰羅川〜に参りましょう。まずは十二支の左腕エース、犬飼から。

犬飼冥〜過去に囚われた、竜を従えし復讐者〜

同じ学校内でのライバル。これも、スポーツ漫画の主人公の魅力を引き出す鍵となってきます。犬飼は、まさにそのポジションにぴったりなキャラクターです。
クールで無愛想、モテモテだけど女の子は苦手。猿野とは、全く正反対の性格です。
しかし、類は友を呼ぶというように、激しい一面も持ち合わせています。華武戦ではそれが原因で、せっかくの勝てる試合を落としてしまいました。それによって、彼は謹慎処分を受けてしまいます。意外なのが、実はお笑い番組好きなこと。笑点など、かなり古風なものがお気に入りのようで、ちゃんと録画予約もしているらしい。冷静なキャラにはよくある、天然な部分もあるようです。
オーバースローから繰り出される、140キロ台の豪速球。左腕の剛腕投手。鹿目にも子津にもない、長身がそれを可能としているのです。速球だけではなく、変化球もなかなか優れており、現代の魔球と言われているカットファストボール、球が止まって見える『飛竜』など、幅広い球種を持ち合わせています。
ネックとなっているのは、投手にありがちな打力としては戦力外なこと。武軍戦では、そのことを自覚してか、捨て身のデッドボール作戦に出ました(故意に当たったデッドボールって、本当はルール違反でボールにしかならないらしいんですけど。でも犬飼の場合は、避けようと身を引いている感もあったので、大丈夫みたいですが。)
打力が不十分な分、投の方で挽回しています。
犬飼は、猿野と完璧な対極の位置にいます。名前からして犬猿の仲、それはまさに水と油。相容れることはありません。しかしだからこそ、必要な存在なのです。猿野にとっても、犬飼にとっても。
衝突して、何かを学んで、お互いに高め合っていく。正反対な性格が逆に、双方にとってプラスとなっているのです。
犬飼は、ミスフルの中では一番「弱い」キャラクターだと思うんです。精神的に。
子津のように、どんなに辛くても笑顔でいられるわけではなく。鹿目のように、気持ちの切り替えが早いわけでもありません。御柳との対決の時のように、勝負所でどうしても私情を挟んでしまい、我を見失って、結果的に悪い方向へとチームを導いてしまうマイナス面があります。彼には、人間の脆い部分が表現されているんです。そういう意味では、彼はミスフルに登場する誰よりも人間らしい。どんなに天才的な才能を持っている人でも、精神的に弱ければ、それは時としてマイナスに働いてしまう。その辺りでは、彼は牛尾とも真逆の位置にいると言えます。
似たものどうしということならば、子津に近いかもしれません。どちらも努力家ですから。ただ、やはり精神的に弱いことを考えれば、やはり近いとは言い切れません。対極の位置にいるはずの猿野とは、激情家ということで似ている部分もある。つまりは、犬飼冥という人物は全ての人と似ている部分があって、実は誰とも似ていない、実に中途半端で掴み所がないキャラクターなんです。

結論。誰よりも人間らしい面を持ち、誰とも似ていて、対極の位置にいる。複雑なキャラクターの、十二支剛腕1年エース。

では、次はモミーこと辰羅川いってみましょうか。

辰羅川信二〜復讐者を幼少の時から支える、頭脳派軍師〜

ライバルの支援者というポジションが、辰羅川に与えられたものです。
常に冷静沈着で、どんなに罵られようと顔色ひとつ変えず、仲間も首を傾げてしまうほど落ち着き払っている。そのポーカーフェイスぶりはお見事といったところか。
ただ押しが弱く、常識にとらわれて采配などを誤ることもしばしば。後者は、猿野の破天荒な行動をよく見てきたおかげか、大分なくなってきたが。
捕手としての高い情報収集力、分析能力はさすが。捕球も、犬飼の球を昔から受けてきているからか、取りこぼしなどはほとんど見られません。
ネックは、やはり三象のような巨体でないせいか、体格面での問題。スライディングなどを体を張って止めることは、苦手なようで、屑桐の球を受けた時はその凄まじさに失神してしまったぐらい。無人島での修練のおかげで、その辺も大分解決に向かっている様子ではあるが、不安要素はまだあるようです。
ミスフルの読者の中には、野球の知識に乏しい読者もいる。辰羅川はいわば、そんな読者を導く案内役ですね。局面での理解に苦しむ場面で彼の説明が入り、読者がわけがわからないまま物語が進んでいかないようにしています。軍師的な存在の彼が練った作戦によって、試合がただの打ち合い・投げ合いになることも防がれ、試合をより一層面白みのあるものに仕上げています。
彼も犬飼同様、人間のある部分を忠実に再現したキャラクターと言えます。それは依存。
辰羅川は、犬飼に依存をしています。中学では犬飼を追ってソフト部に入り、高校も同じ所という徹底ぶり。
辰羅川は、異様なぐらい犬飼のことを崇拝しています。2・3年連合軍との試合の時も、彼が心で思ったのは「犬飼くん、君を負け投手にはさせません。」信じられないくらいの、犬飼への凄まじい執着。華武戦でも、御柳を前にして周りが見えなくなった犬飼を止めることができず、結局彼の思うがままにさせてしまいました。
人間の中には、何かにすがりつかないと生きていけない人もいます。辰羅川は、まさにその人間に該当します。辰羅川は、犬飼がいないと何もできなくなってしまうんです。武軍戦での犬飼のデッドボールの時も、必要以上に心配していましたし。
犬飼からの信頼を失うことを恐れるが余り、犬飼のわがままを尊重してしまう。つまりは、人間が抱える「崇める存在の喪失への恐怖」が辰羅川のテーマなのです。

結論。頭脳派キャッチャーの深刻な依存症。それは、絶対唯一の友を失うことを恐れた結果である。

はい、今回の分はここまで!猿野&子津ペアを人間の「明」の部分を表現したキャラクターだとすれば、犬飼&辰羅川ペアは人間の「暗」を表現したキャラクターと言えます。さて、次回の予定は、司馬&兎丸です。
では、また次回!!

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